接客販売の仕事内容とは?
やりがいや身につくスキル、キャリアパスについて

接客販売職
目次

接客販売職とは

接客販売のスタッフ

接客販売職は来店したお客様に接客をし、商品を販売するお仕事です。

そのほか、レジでのお会計、商品の品出し・陳列・タグ付け、在庫管理といった店舗の運営業務全般を担います。

販売員やショップ店員と呼ばれることもあります。
洋服や食品、家電など分野もさまざまなものがあり、働く場所によって取り扱う商品も大きく異なります。

接客販売職の仕事内容

接客の様子

接客

メインのお仕事となる重要な部分で、お客様の商品購入のサポートを行います。

お客さまとコミュニケーションを取りながら、おすすめ商品の紹介、相手の好みに合わせて商品を提案することもあります。

レジ・梱包

レジ打ち・商品の梱包・包装(袋詰め)

商品のバーコードをスキャンし精算する業務です。その後、商品を梱包しお客様にお渡しします。

店舗によっては包装のやり方にルールがあり、研修が設けられていることもあります。

在庫管理

バックヤード業務
(在庫管理)

本社や工場等から届いた商品を段ボールから出して、バックヤードや店舗用の倉庫に保管する作業です。

納品リストを見ながら商品、商品数は合っているかなどを検品します。

また発注業務といった在庫の管理を行うこともあります。

店舗の規模が大きいとバックヤード専任のスタッフと分業されていることもあります。

値札

商品説明や値札のタグ付け

すでに商品タグが付いている状態で納品される事もありますが、そうでない場合は店舗でタグ付けを行います。手書きや印刷したものなどさまざまです。

品出し

商品ディスプレイ・品出し(陳列)・レイアウト

バックヤードにある商品を売り場に並べていく業務です。陳列されている商品の数や期限等を確認しながら補充します。

売り場のレイアウトやお客様の目に留まるかを考えながら陳列します。

あらかじめ本社から配置の指定をされている店舗もあります。

顧客管理

その他の関連業務

電話対応、店舗の掃除、顧客管理(データ化)、DM送付などといった仕事もあります。

接客販売職の魅力・やりがい

やりがい
  • 接客販売職は、資格や高度な専門性を必要とする職場は少なく、未経験でもチャレンジしやすいところが魅力です。

    アルバイト、パート、派遣社員、正社員といった多様な働き方に対応しています。
  • 元々人との会話が好きな人は、接客を通してコミュニケーションを楽しむことができます
    また、リピーターのお客様とのなかで信頼関係を築くことができる喜びがあります。
  • 商品が売れることにより、店舗の売り上げに貢献しているやりがいを感じやすいです。
    経験を積むことで売上を伸ばせるようになると自己成長を実感しやすいです。
  • 接客中にお客様から直接感謝されたりすると、お客様に喜んでいただいたというやりがいもでてきます。

接客販売職の大変なところ

  • 勤務時間中、立ちっぱなしの業務が多い。
  • お客様からのクレーム対応がある。
  • 土日・祝日が主な書き入れ時となるため、休日が不定期になりやすい。
接客販売職の大変なところ

接客販売で身につくスキル

コミュニケーションスキル

店舗に来店される客層にもよりますが、幅広い年代の人を接客することになります。

お客さまの様子を伺いながら、相手の状況や心情を察知して商品を案内したり、気遣いの声掛けをしたりといった経験を通し、コミュニケーション能力が磨かれていきます。

コミュニケーションスキル

販売スキル

お客様の性別や年齢、身につけているもの、目線の動きなど、あらゆるヒントを元に商品を販売する力が養われます。

商品を手に取ってもらうためのディスプレイ・レイアウトづくりなども含みます。

店舗の運営に関わる仕入れや発注、売り上げ管理などを通してさまざまな販売スキルが身に付きます。

販売スキル

接客・対人マナー

お客様を不快にさせない身だしなみを意識したり、言葉遣いなどに気を配ったりと、接客を通して対人マナーを身につけることができます。

対人マナー

臨機応変に対応する力

日々接客を仕事としていると、突発的な要望やクレームが発生しマニュアル通りにいかないこともあります。
その際に柔軟に対応していく力が経験を通して身につける事ができます。

臨機応変に対応する力

商品知識

商品の特徴といった知識や流行等が研修や実務を通して自然と身に付きます。

接客や自身のプライベートだけでなく、キャリアチェンジ後の業界で活かすこともできます。

商品知識

接客販売職のキャリアパス

経験を積んで、店長やマネージャー職などのポジションに就いたり、ほかの販売業へキャリアチェンジする方もいます。未経験からチャレンジできる求人も多く、将来を見据えて働くことができます。

1

バイトからの正社員登用

接客販売職では、アルバイトやパートから正社員登用制度をもつ職場もあります。

すでにアルバイト先として働いていると、仕事内容や人間関係を知っているメリットがあります。

履歴書

2

接客販売職としての専門性の向上

取り扱う商品に応じた資格を取得し、接客販売スキルとして活用できます。
マネジメントを身につけたい、専門性を高めたいといったさまざまな目的で以下の資格取得を目指す方も多いです。

接客販売職に関連する資格

日本商工会議所が実施している試験。1級から3級まであり、3級は販売担当としての必要な知識が、2級はマーケティングの高度な専門知識やマネジメントについての知識などが問われる。そして1級は商品計画からマーケティング・経営計画といった経営全般の知識が問われる。

(参考:販売士-商工会議所の検定試験)

接客販売に関連するその他の資格
  • サービス接遇検定
  • 社会人ホスピタリティ検定
  • カラーコーディネーター検定試験
  • ファッション販売能力検定
  • ファッションビジネス能力検定

3

店長やマネージャー職へのキャリアアップ

販売職として経験を積んだ後に、マネージャー、副店長や店長といったマネジメントの役職に就き、活躍することが可能です。

店の管理・運営を任され、売上の計算や、商品の発注など経営的な視点も必要となってきます。スタッフのシフト管理・教育なども重要な役割のひとつです。

マネジメント

4

他業種・他業界の販売職や販売関連職への転職

販売接客のスキルは、同じ職種であればどこでも活かすことができるので経験を積んでいる方は、転職において有利になることもあります。

また販売職での経験を活かして、商品企画やマーケティング分野、バイヤーなど別の職種へチャレンジするという方も多いです。

商品企画の様子

接客販売職として働く場所

一般的な職場

一般的な職場

スーパーマーケットや百貨店・デパート、コンビニやアパレルショップ、雑貨店・量販店・ショッピングモールとさまざま

沖縄ならではの職場

沖縄の工芸品・県産品売り場、沖縄県内の各観光地でのお土産屋さんなど

沖縄ならではの職場

観光客や地元のお客様に向けて、沖縄の魅力を発信できるといったやりがいもプラスされます。

沖縄のこれからと接客販売職

沖縄県では観光産業が経済基幹となっています。観光客が増加し消費することで観光収入が増えていきます。

沖縄の小売店などで観光客が商品を買うこともそのひとつです。販売職は沖縄経済の発展を担う大きな役割があります。

沖縄の風景1

沖縄では令和2年からの新型感染症の影響により、一時期は観光客数が258万3600人と昭和63年度と同水準まで落ち込みました。

しかし、令和4年の入域観光客数は569万7800人となり、前年比88.9%の増加となったと沖縄県が統計を出しています。

また、令和5年以降は引き続き好調に推移することが期待されるとしています。

(参考:沖縄県-令和4年(暦年)沖縄県入域観光客統計概況[令和5年1月発表])

沖縄の風景2 沖縄の風景3

これらのことから、ますます販売職の需要が高まっていくと予想されます。

沖縄の接客販売職として働き、沖縄の地域活性化に貢献してみませんか?

接客販売職のよくある質問

  • ・人と接することが好きな人・誰とでもコミュニケーションが取れる人
     →お客様への接客が仕事の大半となるためコミュニケーションが重要な仕事です。
  • ・経営・運営視点を持って働きたいと思っている人
  • ・取り扱っている商品自体が好き・愛用している人
     →自分が好きなものを販売することで働くモチベーションとなることがあります。
  • ・マルチタスクが得意
  • ・接客経験がある
  • ・外国語での会話が可能であれば、海外からのお客様への対応といった活躍ができます。

正社員の募集はあります。ルーキーWebでは初心者・未経験歓迎で正社員を募集している沖縄の求人も多数掲載しています。 接客販売職(アパレル飲食その他の販売・接客サービス)はアルバイトやパート、派遣スタッフ、契約社員、正社員など、さまざまな形態で募集されやすい職種です。ご自身に合った働き方でぜひ探してみてください。

  • 1.希望の労働条件であるか、制服の有無やシフトなどの働き方を確認して選ぶ。
     →条件が似ている場合は通勤距離も検討すると良い。
  • 2.長期間働くことを希望している場合は、正社員登用有無やキャリアパスなどを確認する。
  • 3.職種・仕事内容で選ぶ。ショップの店員や実演販売員などさまざまな働き方がある。
     →求人の仕事内容欄に具体的に何をするか記載している企業もあるので、確認してみよう。
  • 4.商品やジャンルから探し、自分の興味があるものはないか探す。
  • 5.働くイメージが難しく不安な場合は、イメージしやすい実際に利用している身近な職場を検討する。